1. 介護職の異動はなぜあるのか?
介護施設で働いていると、ある日突然「異動してほしい」と言われることがあります。

異動は不安・・・・行きたくない・・・
…そう思う人も多いでしょう。私も「なんで異動・・嫌だな」と思っていたタイプです。
では、なぜ異動があるのでしょうか?
リーダーをやるようになって分かったのですが、ひとつは、施設運営上のバランスを取るためです。
例えば、特定のユニットやフロアで人間関係がこじれていたり、雰囲気が悪くなっている場合。その改善のために配置換えをすることがあります。
一番あるあるは、単純に人手不足。
もうひとつは、あなた自身の成長や評価が理由の場合も。
現場のリーダーや管理者から「他のユニットでも力を発揮してほしい」と期待されての異動も少なくありません。
これは逆に言えば、認められている証拠でもあるのです。
ただ、異動にはいい面も悪い面もあります。
どこかの雰囲気をよくしようとすれば、その裏で誰かが不満を感じることもあります。
現場のバランスはとても繊細で、全員が100%満足するのは難しい。だからこそ、異動を受け入れる側も、送り出す側も「バランス」と「理解」が必要です。
介護に限らず、社会でも同じことが言えるのかもしれません。
大切なのは受け止め方だと思います。
長く続ける秘訣でもあります。私も考え方を柔軟にできるよう、本当に色々な本を読んで勉強しました。
いいリーダーになりたかったので😅
なれていたのかは、分かりませんが😆
2. 異動をチャンスに変える3つの考え方
それでも異動は怖いし、負担に感じますよね。でも、見方を少し変えると、大きなチャンスになることもあります。
ここでは、異動を前向きに捉えるための考え方を3つ紹介します。
新しい人間関係でリフレッシュできる
同じメンバーで長くいると、どうしても関係が固定化してしまいます。異動先では新しい人との出会いがあり、関係を一から作り直せるチャンスです。苦手な人から離れられることもあります。
思いがけないところで、自分の価値観と合う仲間に出会うかもしれません。
アドバイスは、簡単なようで難しいですがこれに限ります。
変な先入観を持たないこと。
考えすぎないこと。
そして、話しをすること。
新しい技術や知識が学べる
異動すると、業務内容や利用者さんの状態も変わります。最初は戸惑うかもしれませんが、今まで知らなかった技術や知識を学べるチャンスです。スキルアップにもつながります。
利用者さんってみんなそれぞれ違った人生を歩んできてるんですよね。
だから、同じ認知症の症状でもやっぱり訴え方だったり、打ち解けるポイントが違うんですよ。
異動を言われた今は、分からないかもしれないけど後々それがいい経験だったと思います。経験、そして思い出でもあります。
苦手な利用者さんでも「この人はどうやったらスムーズに誘導できるだろう?」
と考え行動していると、仕事が楽しくなってくるし、周りの職員にもいい影響を与えます。
そして「あの人頑張ってるなぁ」と評価されます。
だからチャンスなんです。
自分の価値を再確認できる
異動を命じられるのは、あなたの力が必要とされている証です。
「他のユニットもあなたの力で変えてほしい」と期待されているのです。そこで成果を出せば、自信にもなります。
異動は簡単なものではありません。私自身、リーダーになってからは特に感じますが、どこかをよくすれば、どこかにしわ寄せがいく…そんな難しさもあります。
それでも、理解とバランスを大切にして、異動を成長の機会に変えていけたら素敵です。
私が読んで、凄く考え方の改善に繋がったと思う本がこちらです。