⸻そもそも”ICT”とは？
ICT＝Information and Communication Technology（情報通信技術）**の略です。
カンタンに言うと…
「パソコンやスマホ、タブレットを使って、情報を“記録・共有・分析”する技術」のこと！
⸻介護業界でのICT活用って、どんなの？
① 記録のデジタル化
• これまでは紙に手書きだった記録を、
• タブレットでポチポチ入力！
• 入力内容は本部や他の職員にも共有できる！
今まではケース記録に手書きで記入していましたね。排泄の度に書いていました。施設によって書き方は違うのですが、
トイレ○とかパット○とか書き方は色々。紙をコピーするのも正直面倒だったし、費用の面で言えばそれなりの額になっていたかと思います。介護現場は書類の多さがネックですからね。
けど、それは必要なことでもあります。決められたことですから、不足していると監査で指摘されてしまいます。今は介護用記録アプリがあってそれに入力してる施設も多いかと思います。私が知ってるものだと「ほのぼの」や「ワイズマン」ですね。どちらも使ったことあるのですが、ある程度パソコンできる人ならすぐできる程度の分かりやすい操作性です。マスターで設定を変えたりするのは、少しばかり難しいですが、業者の方が丁寧に教えてくれます。安心★
🟡 例：「夜間○○さん、3回トイレ誘導しました」→アプリで一発共有！
② 見守りセンサー
• ベッドや部屋にセンサーを設置して、
• 離床や転倒の兆候を感知！
• パソコンや ipadに通知がくる！
見守りセンサーも色々なタイプがあるのですが、本格的な物だと、印象的には監視カメラのようであまり実用的ではありませんでした。というのも分かる利用者さんにとっては「何これ？」とそれで不穏になってしまうパターンがあるからです。アナログな私からするとカメラ越しというのも不安でした。
けれど今はただ映しているだけじゃなく、どれだけ深い眠りか、体動の有無、呼吸の様子などかなり精密に診ていてくれます。
看取りの時にはとても便利だなと思いました。実際使ったことはありませんが・・・看取り時の呼吸の変化って本当に人それぞれですからね。
🟡 例：「○○さん、ベッドから立ち上がったかも！」→すぐ駆けつけ！
③ 情報の一元管理
• 認知症の症状、服薬情報、バイタル、生活リズムなどを一括管理！
• ケアマネや看護師ともスムーズに情報連携できる！
これは書類の時と比べ、本当に便利になったかと思います。看護師の方は少数ですし、本当に忙しそう。確かにユニットに来て実際に情報を自分でとりにいくことも大切ですが、広い施設もありますし、体力的にも効率がいいとは言えませんでした。便利になりました。
介護職員も排便の様子や排尿の確認など一発で分かります。排便が指定の日数ないとマークが出る、って機能なんかもあります。
🟡 例：「前回の通院時の血圧、すぐ見れる！」→対応が早い！
⸻ICTを導入すると何が良いの？
✅ 時間短縮！（記録がラク）
✅ ヒューマンエラー減！（ダブり・記入漏れ防止）
✅ チーム連携UP！（リアルタイム共有）
✅ 利用者さんの安心・安全にもつながる✨
⸻ ただし注意点も！
💬「機械に弱い職員さんが不安に思う」
💬「導入費用が高い」「運用が難しい」
…こういう声もあるから、現場に合わせた導入ペースが大事！
マーカーで引いた部分は、本当に悩みどころで「紙で書いたほうが良かった」という声や
入力に時間がかかって今までなかった”残業”が出てしまう、なんてこともあります。
教える担当者を決めて不安を時間をかけて解消していくと、職員も受け入れやすいかと思います。
⸻まとめ
ICTって「介護の人間らしさ」を奪うものじゃなくて、
“本当に必要なケア”に時間を使えるようにする道具だと思っています。
効率化できるところは効率よくしていかないと、介護という仕事をしてくれる人もいなくなってしまいます。これからの時代は。
けれど1人の人間として、利用者さんとの関わりや考え方といった大事な部分はしっかり守っていきたいと私は思います。
現場で使えるアイテム！安くて便利！
先ほどセンサーの話題を少ししたのですが、こんな悩みありませんか？
• 夜勤中、誰かがトイレに立ったことに気づけなかった…
• ナースコールが押される前に異変を察知したい…
• 見守りの負担が増えて、業務がまわらない…
利用者さんを不穏にさせない、気付かれないといった面で役に立ちます。職員にはしっかり分かります。これをベッド下に置けば、靴を履いたときにセンサーが反応する。利用者さんに分からないように、転倒注意の方に駆けつけることができます。
監視カメラは利用者さんを見張ってる気がしてどうも・・・
見守ってるって言い方もありますが、プライバシーはないかと思うんですよね。
赤外線センサーならその点は配慮されるかと思うんです。
※ただし、安全性や転倒リスク、利用者の尊厳には十分配慮を。
あくまで補助的な工夫としてご紹介しています
🛠️夜間の見守り対策におすすめ！
