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歌が苦手でも大丈夫!高齢者施設で弾き語りを楽しむためのステップガイド

歌が苦手でも大丈夫!高齢者施設で弾き語りを楽しむためのステップガイド 「介護という仕事」
記事内に広告が含まれています。

私は高校時代に少しギターをやっていたのですが、この仕事をやるようになってから、毎日のようにギターの練習をするようになりました。

スクールに通っていたわけでもなく、YOUTUBEで基本的なことを学んでコツを掴んでいきました。
といっても今でも上手ではないですが・・。
今はエレキギターの練習していて、昔弾けなかった曲を大人になって今また練習し始めました。
恥ずかしい話ですが、ドラムマシンを手に入れてから、リズムを気にし始めました。
ドラムに合わせると、また新しい楽しさが出てくるんですよね。

以前はノリで弾いていた部分があったので。(全くリズムを気にしなかったわけではありません)

そんな私ですが、私自身、施設で10人前後の前で演奏したり、個別にリクエストに応じて歌ったりしていますが、実は歌があまり得意ではありません。

それでも、「ありがとう」「懐かしいね」といった言葉をいただけるたびに、「上手に歌えなくても、やってよかった」と思えるのです。

なぜなら、高齢者の方々にとって、音楽は「青春時代」「家族との思い出」「地域の行事」といった記憶を呼び起こす力を持っています。

本当に不思議なんですが、利用者さんは【昔の歌】を忘れないんですよね。
もちろん認知症が進めば、忘れてしまうことはあるのですが、
色々なことができなくなったり、忘れていく中で「歌」は最後のほうまで残っていることが多いです。

私がもし施設のお世話になる年齢になったら「SMAP」や「ZARD」や「Xjapan」を
懐かしみ、「童謡」のように聴いてるんですかね。

高齢者施設での弾き語りに挑戦してみたい人に向けて、選曲のポイント、歌が苦手な人向けの工夫、場の雰囲気づくりなどに加えて、定番の曲ごとに「弾き語りの注意点」も書き添えていきます。

「うまくなくていい」。
その気持ちがあれば、きっと誰かの心に届く弾き語りができます。

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なぜ高齢者施設での弾き語りが喜ばれるのか

音楽は記憶の「鍵」

高齢者の方々にとって、音楽は単なる娯楽ではありません。懐かしい歌を耳にした瞬間、若いころの思い出や、家族との時間、地域の祭りや学校生活の記憶が一気によみがえることがあります。これは「音楽想起」とも呼ばれ、認知症のケアにも活用されるほど、音楽には強い記憶喚起の力があるのです。

上手じゃなくても伝わる“心”

私が初めて施設で弾き語りをしたとき、緊張で声が震え、コードもときどき間違えました。
それでも、目の前で手拍子してくれたり、一緒に歌ってくれる姿に、こちらが元気をもらったことをよく覚えています。
高齢者の方々は、「うまさ」よりも「一生懸命さ」や「気持ち」に反応してくれます。それだけに、身近な誰かが弾くことに、大切な意味があると私は思います。

音楽が生む“対話”と“つながり”

「この曲、昔お祭りで歌ったなぁ」
「私、小学校の合唱でこれ歌ったのよ」
演奏が終わると、自然に会話が生まれます。普段はあまり話さない方が笑顔で感想を言ってくれることも。音楽はコミュニケーションのきっかけにもなり、施設の空気を和らげ、利用者同士や職員との交流を促進します。

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選曲のポイント 〜高齢者が「懐かしい」と感じる曲を〜

「故郷(ふるさと)」

特徴: まず最初の一曲を覚えたい、という方にはこの曲をおすすめ。
日本人の心に深く根付く唱歌。年配の方なら誰もが歌える定番曲でほぼ皆さん歌えます。

弾き語りポイント:

  • 原曲テンポより少しゆっくり目に弾くと、歌いやすく安心感が出ます。
  • 最初の「うさぎおいし〜」の入りは、少し間を取ると聴き手の心が準備できます。
  • 演奏に集中しすぎず、歌詞を味わいながら歌うと自然と感情が伝わります。
  • カポ3で弾くと簡単です。DやAやGなので基本的なコードです。
    私はキーを下げてやっています。

「ももたろう」

特徴:童謡として親しまれており、歌詞もストーリー仕立てで親しみやすい。

コード進行: カポ3にしてキーを2つ下げて私はやっています。C – G7 – C の繰り返しが多く、非常に簡単。

弾き語りポイント:

  • 語り口調でゆったり演奏すると、聴く人が内容を楽しめます。
  • 1番だけでなく2番、3番と進めることで、物語として楽しんでもらえることも。
  • 最後に「おしまい〜」と一言入れると、会場にやさしい笑いが生まれます。

「紅葉(もみじ)」

特徴:秋にぴったりの季節曲。メロディが美しく、歌詞の情景描写も魅力。

コード進行:  D、A、Bmなどが出てきます。アルペジオで弾いても雰囲気出ます。

弾き語りポイント:

  • コードチェンジが少し多いので、リズムを崩さないように練習しましょう。
  • 季節に合わせて演奏することで、より共感が得られます。
  • イントロに「秋の風が吹いてきましたね」と一言添えると、ぐっと雰囲気が出ます。

「七つの子」

特徴:やさしいメロディと可愛らしい歌詞。心を和ませる1曲。

コード進行: G、Cm、D など、D7もありますが難しくはないです。

弾き語りポイント:

  • ゆっくりとしたテンポで、母親のような温かさを意識すると◎。
  • サビの「カ〜ラ〜ス〜 なぜなくの〜」の部分は、音が取りづらい場合は、少し低めにアレンジしてもよいです。
  • この曲で涙ぐむ方もいるので、静かに終わるのがベスト。

「瀬戸の花嫁」

特徴:昭和の名曲。演歌に近い雰囲気もあり、年配女性に特に人気。

コード進行:カポ3で G – Em – Bm – C -A7など、やや情感のあるコード進行。

弾き語りポイント:

  • 歌い出しは息を整えてから、落ち着いて始めましょう。
  • 高音部が苦手ならキーを下げるか、語り口調でもOK。
  • 「しあわせになろうね〜」の部分は、やや感情を込めると響きます。
  • この曲も難しくはありません。出てくるコードは多いですが、何より弾いていて楽しい。
    いい曲ですよね。

「上を向いて歩こう」

特徴:明るく前向きな歌詞。みんなで歌いやすく、雰囲気も明るくなる。

コード進行: G – Em – Bm – D – C など、ちょっとポップな進行。
      私は半音下げて歌っています。結構声出さないとキーが原曲に届かない泣

弾き語りポイント:

  • リズムがやや跳ねるので、テンポを安定させると聴きやすいです。
  • 合いの手「ルルル〜♪」部分は一緒に歌ってもらいやすいポイント。
  • 最後に「元気でいきましょうね!」と声をかけると、場が締まります。

伴奏中心の“弾き語らない弾き語り”もOK

歌うことが不安な場合は、「伴奏メイン」に切り替えるのも一つの方法です。たとえば:

  • 自分はコード演奏だけして、利用者に歌ってもらう
  • メロディをハミングするだけでOK
  • 曲紹介をしっかりして、歌は皆さんにおまかせ

この方法なら、「演奏者」ではなく「伴奏者」として場を盛り上げられます。


一緒に歌ってもらう工夫

ひとりで歌うのが苦手なら、“一緒に歌える空気”をつくるのがコツです。
なので、歌い出しは1、2、3、「はい」と掛け声を入れたりすることもあります。

工夫の例:

  • 最初に「皆さんもご存じの曲ですので、ぜひ一緒に♪」と声かけ
  • サビだけ歌ってもらう構成にする(例:「上を向いて歩こう」のルルル〜部分)
  • 「知ってる方は手拍子だけでも」と提案してハードルを下げる

一緒に歌えば歌詞や音程のプレッシャーも減り、場も盛り上がります。


キーを変える・カポを活用する

声が高く出せないときは、無理せずキーを下げるのがポイントです。
ufretさんではキーを変更してコード表示できるので、自分の声に合った高さに調整しましょう。
(U‑FRETさんは、ギター弾き語り用のコード譜サイトで、キーの変更や“簡単コードモード”の切り替えができるため、初心者にも使いやすいのが特徴です。いつも使っています。)

私は、アコギにはこのカイザーのカポを使っています。カポは安いのもあるんですが、
ずっと使えるので見た目もよく使いやすいのを選んでます。

カポタスト(カポ)を使えば、押さえるコードを変えずにキーを変えられるのでとても便利です。このコード難しいなって思ったらカポで調整することもできます。


間違えても気にしない。笑いに変えるくらいの余裕で

コードを間違えたり、歌詞を忘れてしまっても大丈夫。そのときは、

  • 「あれ、間違えちゃいましたね〜」と軽く笑って流す
  • 「この曲、何番まであるんでしたっけ?」と会話につなげる
  • 「では、もう一回チャレンジしてみましょう」とリトライ

むしろ、その素朴さが場を和ませます。


うまくやるより、“気持ちを届ける”

高齢者施設での弾き語りは、音楽を通じたコミュニケーションです。
だからこそ、歌が苦手でも伝わる工夫がたくさんあります。
最初はかなり緊張しましたけどね。

少人数と大人数、どちらでもできる楽しみ方

高齢者施設では、演奏の場面が毎回同じとは限りません。
個別対応で1対1で弾くこともあれば、10人以上の前で演奏することもあります。どちらの場合でも、それぞれに合った楽しみ方や進行の工夫があります。


少人数での弾き語り:心に寄り添う“ひととき”

  • 利用者さんから「聞きたい」とリクエストがあったら居室で弾いたこともありました。
  • 相手の表情を見ながら演奏できる
  • 一人ひとりのリクエストに応えやすい

おすすめの進め方:

  • 相手の好みに合わせて曲を選ぶ(例:「昔好きだった歌ある?」と聞いてみる)
  • 話を交えながら、ゆっくり1〜2曲を演奏
  • 「この曲、昔の思い出ある?」などと話題をふくらませる

ポイント:

  • 知らない曲の場合でも、「少しだけ伴奏してみましょうか?」など柔軟に対応すると喜ばれます。
  • 歌詞カードを一緒に見ながら歌うと、より一体感が出ます。

大人数での演奏:みんなで楽しむ“プチコンサート”

特徴:

  • 雰囲気がにぎやか
  • 一体感が生まれやすい
  • リード役としての意識が求められる

おすすめの進め方:

  • あらかじめ3〜5曲程度の流れを用意
  • 季節に合わせた選曲(例:秋なら「紅葉」、春なら「春の小川」)
  • 曲の合間にちょっとした話やクイズを挟むと場が和む

進行パターン例:

  1. 簡単な自己紹介
  2. 季節の歌(例:「七つの子」)
  3. 手拍子曲(例:「幸せなら手をたたこう」)
  4. 思い出の歌(例:「上を向いて歩こう」)
  5. リクエスト or エンディング(例:「故郷」)

ポイント:

  • 「知ってる方は一緒に歌ってくださいね」と声をかけると参加しやすくなります。
  • 歌詞カードを配布する場合は、施設スタッフに協力を仰ぐとスムーズです。
  • 1曲ごとに拍手を誘導することで、流れにメリハリがつきます。

中規模のグループ(4〜8人程度)にも対応できる

個別対応と集団対応の“中間”として、少人数グループにも柔軟に対応できます。
この場合は、みんなで歌いながらも、会話をしやすい距離感がポイントです。

コツ:

  • 演奏中に目を合わせたり、相づちを打ったりして反応を楽しむ
  • 曲の合間に「これ知ってます?」などの問いかけを入れる
  • 手拍子や簡単な動作(肩たたきなど)を入れて盛り上げる

弾き語りは、音楽の力を借りた“コミュニケーション”

音楽を通して、

  • 昔を思い出したり
  • 気持ちが明るくなったり
  • 新しい会話が生まれたり

そんな瞬間が積み重なることで、利用者さんの心にも、演奏する自分の心にも、豊かな変化が生まれてきます。

この記事が、これから高齢者施設で弾き語りに挑戦してみたい方の背中をそっと押せたなら、とてもうれしいです。
音楽は、人生のどの段階においても、心をつなぐ力があります。
あなたの一歩が、誰かの笑顔を生み出してくれるはずです。

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