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介護の入浴介助は暑くて大変!現場の悩みとラクになる工夫を紹介

「介護という仕事」
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入浴介助はなぜ大変なのか?

介護の仕事の中でも「入浴介助」は、とくに体力的・精神的に大変な業務のひとつです。
浴室は高温多湿で汗だくになりやすく、夏場はもちろん、冬場でも体が熱くなるほどです。今年の夏はすでに暑い・・・。こっちがフラフラです。
利用者さん(高齢者)の安全や快適さに気を配りながら、限られた時間で効率よく進める必要があるため、職員にとっては大きな負担になります。

命に関わる事故が多い業務でもあるので、かなり注意力が必要。

入浴は利用者さんにとって楽しみのひとつであり、リラックスできる大切な時間です。

そして、ゆっくりコミュニケーションをとれる場所でもあります。

介護職員は「しんどいから早く終わらせたい」という気持ちを抑えつつ、丁寧に、そして安全にサポートしなければなりません。
特に冬場は、高齢者の方が寒さに敏感なため、職員の感覚に合わせて浴室を涼しくするわけにもいきませんし、
ヒートショック(急激な温度差で血圧が変動し、意識を失ったり心臓に負担がかかる現象)を防ぐためにも、浴室や脱衣所を十分に暖める必要があります。

こうして、高齢者にとって「心地よい環境」をつくる一方で、職員は暑さや体力的負担と戦う……これが、入浴介助が大変だと言われる大きな理由です。


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入浴介助が暑くて大変な理由【多湿の浴室環境】

まず、浴室という空間そのものが高温多湿です。
お湯を張った浴槽からは常に蒸気が上がり、狭い空間に熱気がこもります。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体温が下がりにくいため、すぐに汗だくになります。

特に施設によっては、浴室に換気扇があっても十分に湿気を逃がしきれず、真夏のサウナのような状態になることも珍しくありません。


高齢者の「寒さに敏感」に配慮するため、室温やお湯の温度を高めにしている

高齢者は年齢とともに体温調節機能が低下し、寒さを強く感じる方が多いです。
そのため、入浴中や脱衣所で寒くないように、職員が感じるよりも高い室温やお湯の温度を設定します。
のぼせてしまうのも危険なのでお湯の温度も注意。

この「高齢者にとって心地よい温度」が、職員にとっては暑く感じるため、大きな負担になります。


ヒートショックを防ぐために暖かく保つ必要がある

ヒートショックとは、急激な温度差で血圧が大きく変動し、意識を失ったり心臓や脳に障害が起こる現象です。
特に冬場の入浴では、寒い脱衣所や浴室と、熱い湯船の差が危険です。そのため、施設では脱衣所も浴室も十分に暖めておき、寒暖差を減らす工夫をします。

職員にとっては、ただでさえ高温の浴室がさらに暖められるため、ますます暑く感じる原因になります。


身体を動かす負担

入浴介助は単に立っているだけではありません。利用者さんを支えたり、抱えたり、身体を洗ったりと常に身体を動かします。
浴室の中は滑りやすく、慎重に動かなければならないので、神経も使いながら体を酷使することになります。
頭を打ったら大変ですからね、命に関わります。
ちなみに私も浴室で転んだことあります。

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立てない人の入浴介助

今は機械浴やチェアー浴がある施設も増えてきたと思いますが、
中には普通に入りたいって方もいらっしゃいます。
便利なのが、浴槽の中に入れるタイプの椅子を使う。浴槽の淵に挟む手すりを使う。
立ち上がりが楽になります。
抱える場合でも、比較的楽になります。最新型とかではないですが、
自宅で入ってたようなお風呂がいいって方には、これがいい方法かなと思います。

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現場の声:みんなの「つらい!」体験談

入浴介助の大変さは、現場で働く職員たちの生の声にもっとも表れます。
ここでは、実際に介護施設や訪問介護の現場で働く人たちの「暑くてつらい」体験談をいくつか紹介します。


🔷 真冬でも汗だくに…

「冬場なのに、浴室に入ると一気に汗が吹き出ます。利用者さんに合わせて室温を高めにしているので、上着の下はすぐにびしょ濡れになります。」

冬は外気温が低いため、脱衣所や浴室の暖房を強めます。利用者さんが快適に過ごせるようにするためですが、職員にとってはまるでサウナ状態に感じられます。


🔷 エプロンの中がムレムレ…

「防水エプロンを付けていると、汗が外に逃げずにどんどんたまって、終わるころには服もびしょびしょです。着替えを持ってこなかった日は最悪でした。」

防水エプロンは水を通さない一方で、空気も通しにくいため、体温が上がりやすいです。さらに、汗をかいても逃げ場がなく、蒸れやすいのがつらいポイントです。


🔷 マスクで息苦しい…

「コロナ以降、マスク着用が必須で、浴室では湿度も高いし本当に息苦しいです。メガネも曇るので、視界も悪くて困ります。」

感染対策としてマスクを着けたまま入浴介助をすることも多く、息苦しさや視界不良に悩む声が多いです。安全を守るために必要な装備とはいえ、大きな負担になります。
フェイスシールドを着用していた時は、苦しくて倒れそうになりました。


🔷 終わったあとの疲労感が半端ない…

「一人ひとりの介助が終わるたびに汗を拭いて着替えないと、気持ち悪くて動けません。1時間も続けると、体力も集中力もかなり削られます。」

体力的にも精神的にも消耗するため、休憩を挟まないと次の業務に支障が出るほどだと言います。

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🔷 服装・装備の工夫

・通気性のよいインナーを着る

速乾性・吸汗性に優れたインナーを着ることで、汗をかいても不快感が減ります。夏用のスポーツウェア素材が人気です。

・着替えを用意しておく

1回の入浴介助が終わるたびに着替えられるよう、替えの制服やTシャツを準備しておくと気持ちが楽です。

最新グッズを使用してみる

今は首掛け扇風機なんて物があるんですね。知らなかったです。
これ施設で買ってほしい・・・。
2025年最新の冷却グッズだから使ったら、利用者さんからも職員からも注目の的ですね。

軽くて薄い防水エプロンを選ぶ

エプロンはできるだけ軽量で薄いものを選ぶと、ムレにくく動きやすくなります。使い捨てタイプを使う施設もあるようです。


・こまめに水分補給する

汗を大量にかくので、脱水になりやすいです。介助の合間に必ず水やスポーツドリンクを飲むよう心がけます。
倒れてもおかしくない業務なので水分を取りましょう。

・短時間でも休む

利用者の交代時間やタイミングを見計らって、少しでも休憩を取るようにします。扇風機や冷たいタオルがあると回復しやすいです。


心の持ち方とチームで支える工夫

入浴介助の暑さや大変さは、体だけでなく心にも負担がかかります。
「暑くてつらいのは自分だけ?」と感じてしまうこともあるでしょう。そんなときに役立つ、気持ちの持ち方やチームでの工夫についてお伝えします。


🔷 無理をしない・完璧を求めすぎない

介護は「利用者さん第一」が基本ですが、職員が倒れてしまっては元も子もありません。
「多少汗をかいても仕方ない」「ペースを落としてもいい」と、自分に優しくすることも大事です。
完璧にこなそうとせず、「安全に、できる範囲でやればいい」という気持ちで臨むと、気が楽になります。


🔷 自分だけじゃないと知る

入浴介助が大変なのは、あなただけではありません。
現場のみんなが同じように感じていますし、先輩も新人の頃は同じように苦しんできました。
声をかけ合い、「大変だけど一緒に頑張ろう」という気持ちを持つと、不思議と力が湧いてきます。


🔷 チームでサポートし合う

・交代制を取り入れる

長時間同じ人が浴室にいると疲労がたまるので、交代で休憩できるようシフトを組むと良いです。

・「ありがとう」を伝える

介助が終わったときや、フォローしてもらったときに感謝の言葉をかけるだけで、雰囲気が良くなり、お互いのモチベーションも上がります。

入浴介助の職員が戻ってきたら、フロアの職員が冷たいジュースを提供する。

こういうチームの動きが、いい空気をユニットに作っていきます。

・情報共有をする

「この利用者さんは熱がりだから少し室温を下げても大丈夫」など、暑さ対策に関するちょっとした情報も共有すると、全体の負担が減ります。
入浴拒否がある利用者さんの対応も、「〜するとうまくできた」など情報共有する。

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まとめ:無理せず、安全第一で乗り切ろう

入浴介助は、介護の仕事の中でも特に大変な業務です。
高齢者の「寒さに敏感」な体質やヒートショック防止のために浴室や脱衣所を暖める必要があり、さらに身体を動かし続けることで、職員にとってはまるでサウナのような環境になります。

暑さを感じる主な理由

✅ 高温多湿の浴室環境
✅ 高齢者に合わせて室温・湯温を高めている
✅ ヒートショックを防ぐため暖かくしている
✅ 身体を動かす負担
✅ 防水エプロンやマスクのムレ

これらが重なって、冬でも汗だくになり、疲労もたまります。
しかし、いくつかの工夫や心がけで負担を軽くすることができます。


負担を軽減するための工夫

🌟 通気性のよい服や軽い装備を選ぶ
🌟 こまめな水分補給・着替えを用意する
🌟 換気や設備を見直す
🌟 チームで声をかけ合い、交代しながら介助する

そして何より大切なのは、無理をしないことです。
介護職員の健康と安全も、利用者さんの安全と同じくらい大切です。
「できる範囲で、みんなで支え合いながらやる」という気持ちで臨めば、少し気持ちも楽になるはずです。


入浴介助は確かに暑くて大変ですが、それだけ利用者さんの笑顔や「気持ちよかった」の一言が心に響く、やりがいのある仕事でもあります。
暑さとうまく付き合いながら、これからも安全第一で現場を支えていきましょう!

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