政府は、過疎地や高齢者が多く暮らす地域で、低料金で利用できる小規模シェアハウスを全国に整備する方針です。
今後3年間で100か所を目指し、2025年中には詳細を詰める予定。
こんなニュースが報道されました。3年で100ヶ所って、既存の施設を使うにしても突貫工事すぎる…
しかし、これにより「住まいを失うかもしれない高齢者」への対策と、「地域包括ケアの拠点強化」、そして「地方創生」の両軸からの効果は確かに、期待されますね。
施設イメージと運営体制
- 居住対象:一人暮らしの高齢者や高齢夫婦。
- 住居形態:個室を備えた小規模シェアハウス。
- 運営:社会福祉法人やNPO法人が担う予定。
さらに、「軽度の介護受け入れ体制」を併設。住人同士で業務を分担することで、人材資源を有効活用し、効率的なサービス提供を図ります 。
また、既存の空き介護施設やグループホームを改修・活用することで初期費用を抑え、自治体が地方創生交付金で支援する体制を整える計画です 。
目指す効果と社会的背景
- 孤独・孤立の解消
高齢者の“孤独死”が社会問題となる中、共同生活型の居場所提供は「孤立予防」に直結。コミュニティの再構築として期待が高まります 。 - 福祉サービスの効率化
介護人材の集約によって効率化が図られるため、今後の高齢化対応において重要な手法となり得ます 。 - 地方創生との相乗効果
過疎地域での住民確保に寄与し、地域の空き家対策ともリンク。賛同する自治体が多いとの報道もあります ()。
ネットの反応は様々。【老々介護?】
ネット上では様々な反応があり、特に掲示板やSNSでは「老老介護の強制」や「貧困ビジネス化」への懸念が散見されます。
「老々介護を赤の他人同士でさせよう!ってことね。」
「限界集落での共同生活は地獄」
一方で、「孤独な高齢者が助け合える場としてはアリ」と肯定的な声もあり、評価が割れています 。
これからの介護業界と求人の未来を介護職が予想
政府が進める「高齢者シェアハウス」の構想は、現場の介護職にとっても大きな転換点になりそう。
今までの特養や老健みたいに、要介護度が高い方が多くて24時間ガッツリ介護する施設とはちょっと違いますもんね。
シェアハウスって職員どれくらい必要?
住む人は比較的自立度が高い人がメインになるはず。
介護保険のグループホーム(認知症対応型共同生活介護)とも違うし、医療依存度が高い人も少ない。
だから職員は、
✅ 常駐するのは少人数
✅ 夜間はオンコール対応や巡回程度
✅ 昼間は掃除・見守り・レク企画みたいな「用務員+福祉職」みたいな役割
になると予想してる。
私が思うのは、介護福祉士や看護師だけじゃなくて、生活支援員や地域のおばちゃん的な人材、ボランティア、ICTを扱える若いスタッフも向いてると思う。
ほんと学校の用務員さんみたいに「なんでも屋」で、ちょっとした見守りや修理、相談役、そんな感じ。
想像したらそれはそれで面白そう。
求人はどうなる?
求人は、今後さらに増えると思う。なぜかっていうと、
🪴 高齢化はまだまだ進む
🪴 施設よりも「在宅+地域」で支える流れ
🪴 既存の特養や老健の人材は不足し続ける
から。
特養みたいに重いケアが必要な人の現場はキツイけど、シェアハウスみたいな「軽度介護+生活支援」なら、未経験でも入りやすい。
求人のターゲットが、今よりもっと広がると思う。
たとえば
・定年後のセカンドキャリア
・主婦・主夫
・地域の若者
・副業や短時間希望の人
こんな人達がタイミーなどのアプリで福祉系に気軽にトライできたらいいな。
空き学校や公民館も活用されれば面白そう
空き家・空き校舎問題と、高齢者の居場所問題を一緒に解決できる。もちろん修繕しなきゃですが。
体育館はイベントスペースに、教室は個室に改修して、職員室はスタッフルーム。めちゃ合理的。
実際、すでに一部の地域では「学校跡地で高齢者デイサービス」や「公民館でサロン活動」って始まってるから、これからはもっと常設・居住型になるはず。
まとめ
正直、介護現場ってしんどいイメージが強いし、人も足りない。
でも、こういうシェアハウス型なら、職員の負担も比較的軽く、入居者さん同士の助け合いもあって、みんなが自然体で過ごせる場所になるかも。
求人も「ガチ介護」じゃなくて「人と関わりたい」「地域に関わりたい」って人が活躍できるフィールドになると思う。
介護の資格がなくても、人間力やコミュ力で貢献できる職場が増えるのは、絶対いい流れ。
このニュースを要チェックしていきたい。