「介護の仕事のやりがい」

介護という仕事は、世間一般からは正直いいイメージがないかと思います。
『大変そう』『きつい』テレビのコメンテーターだったり、雑誌、ネット、様々な媒体で介護という仕事はそう扱われています。
間違いではありません。
けど私は、それが全てではないと思います。
綺麗事なのかもしれませんが、『やりがい』があります。
人によって仕事のモチベーションは違うかもしれません。
私にとっては『人に必要とされること』でした。
それに気付けた仕事でもありました。
『ありがとう』という言葉が日常的に使われる仕事です。
嫌な言葉が聞こえてくる時ももちろんありますが、
感謝されるということはそれに耐えられるほどのやりがいでもありました。
『心に残った瞬間』
私の体験で強く覚えているのは、初めて利用者様のお葬式に参列させてもらった時でした。
ご家族が涙を流しながら“本当にありがとうございました”と言ってくれました。
利用者様のご家族にとても感謝していただき、涙が止まらなかったのを覚えています。
この人の人生に、最後に、関われて良かったと心から思いました。
まだ介護の仕事を始めて間もない頃だったのを覚えています。
私はまだ死というものに慣れていなかった。
これはまた後で話したいのですが、『看取りの向き合い方』というものが、介護の仕事の難しいところかなと思います。
利用者からのありがとう。
大変なことも多いけれど、やりがいを感じる瞬間が必ずあります。迷っている方にはぜひ一歩踏み出してほしいです。日々ありがとうと、
感謝の言葉がもらえることはやっぱり嬉しいものです。長い人生と多くの出会いを重ねてきた利用者様。『いい人生だったね』と思っていただけるには、近くにいる介護士の対応次第だと思います。
同僚と話し合い、そのためにはどうしたらいいのか考える。
同じ考え方の同僚に会えた時、またはそうなれたとき、色々ありますが、
介護の仕事はやりがいはあると私は思います。